
名 称:木造千手観音及両脇侍像
所在地:矢板市長井1875 (寺山観音寺内)
指定日:昭和25年8月29日
所有者:観音寺(寺山観音寺)
見 学:秘仏のため、拝観することはできません。
問合せ:寺山観音寺 0287-44-1447
木造千手観音坐像は像高93.6㎝、寄木造で鎌倉時代初期の作。作者不明。光背には聖観音、如意輪観音、十一面観音、馬頭観音、准胝観音、揚柳観音、地蔵菩薩像を配しており、この作りは全国的に数少ない。秘仏として60年に1度開帳される。両脇侍像は木造毘沙門天立像(像高120㎝)と木造不動明王立像(像高115㎝)。ともに作者不明で鎌倉時代初期の作。関東を中心に東北から中部地方にかけて分布する鉈彫像である。寺山観音寺は、寺号を与楽山大悲心院と称し、真言宗智山派の古刹。神亀元(724)年に行基が高原山剣ヶ峰の麓に法楽寺を建てたのが創建と伝わる。