第25回ともなり文芸祭り入賞作品

矢板市の初代川崎城城主塩谷朝業は、文武両道に優れた御家人で、鎌倉幕府三代将軍源実朝の側近として使えました。
特に和歌に優れた才能を持つ朝業は、和歌をとおし実朝に特別に気に入られました。

1212年2月1日、風邪で勤めを休み、屋敷にいた朝業の元に
君ならでだれにか見せむ我が宿の軒端ににほふ梅の初花
の短冊を添えた梅の一枝が届きました。
将軍実朝からのものでした。

朝業は、ほかの誰よりも将軍実朝の信頼を得ていたのです。
そして、
うれしさもにほひも袖にあまりけりわがためおれる梅の初花
と、あふれる感銘を歌に残しました。

矢板市では優れた歌人朝業にちなみ、ともなり文芸祭りを実施しています。
多数ご応募いただき、ありがとうございました。
第25回の入賞作品を以下のとおり発表いたします。

審査員

ともなり文芸祭り実行委員会
【短歌】東泉智惠子、渡邊玲子
【俳句】齋藤稔、小野﨑典子
【川柳】武田正雄、井上和枝
【詩】村上周司、佐藤尚美

主催

ともなり文芸祭り実行委員会・矢板市・矢板市教育委員会

後援

栃木県・栃木県教育委員会・下野新聞社・エフエム栃木・矢板市文化協会・矢板市文化財愛護協会

問い合わせ

〒329-2165 栃木県矢板市矢板106−2
矢板市教育委員会生涯学習課「ともなり文芸祭り」係
電話:0287−43−6218
FAX:0287−43−4436