ミヤコタナゴ

名 称:ミヤタナゴ

生息地:矢板市山田 ※生息環境保護のため、場所は非公表です。

指定日:昭和49年6月25日

所有者

見 学:矢板市生涯学習館で飼育しています。

問合せ:矢板市生涯学習課 0287-43-6218

ミヤコタナゴは明治42(1909)年に東京帝国大学附属植物園(現・東京都文京区)(ぶんきょうく))から発見された。このことが「ミヤコ」の由来とされる。日本固有(こゆう)(しゅ)の魚で、かつては関東地方に広く分布していた。現在では、環境の変化により栃木県(矢板市・大田原市)と千葉県の一部のみで生息が確認されている。昭和49(1974)年、魚類で初めて国の天然記念物に指定された。コイ目コイ科ミヤコタナゴ属ミヤコタナゴ。成魚の体長は3~4㎝。5~6月の産卵期にはオスの体に婚姻(こんいん)(しょく)が現れる。そのため、オシャラクブナとも言われる。卵を二枚貝(にまいがい)の中に産みつけ、1ヶ月後には孵化して貝から泳ぎだす。