有第607号 山縣有朋記念館(旧・山縣有朋別邸) 1棟

名 称山縣(やまがた)(あり)(とも)記念館(きねんかん)

指定日:平成2年1月26日

所有者:(公財)山縣有朋記念館

見 学:午前10時~午後4時

    毎週月曜日休館(月曜日が祝日の場合は翌日休館)※1月~2月は土日祝祭日のみ開館

    入館料 大人700円、小学生350円 ※団体割引あり

問合せ:山縣有朋記念館 0287-44-2320

明治42(1909)年、山縣有朋晩年の別荘として知られる小田原の古稀(こき)(あん)内に建てられた洋館。大正12(1923)年9月の関東大震災で倒壊したが、翌13(1924)年に有朋の長男伊三郎(いさぶろう)氏の手によって、有朋ゆかりの山縣農場内(現在地)に移築された。設計は湯島(ゆしま)聖堂(せいどう)(つき)()本願寺(ほんがんじ)などを手掛けた伊東(いとう)(ちゅう)()による。外観に華美な装飾は施されていないが、内部には階段や2階の居間を中心に絢爛(けんらん)たる装飾がみられる。特に山縣有朋のイニシャルY・Aをアール・ヌーヴォー風にあしらったドアのデザインは目を引く。