有第356号 木造二十八部衆像 28躯

名 称木造(もくぞう)二十八部(にじゅうはちぶ)(しゅう)(ぞう)

所在地:矢板市長井1875 (寺山観音寺内)

指定日:昭和50年10月24日

所有者:観音寺(寺山観音寺)

見 学:駐車場あり。観音堂内部に安置されているため、拝観希望の際は事前にお問合せください。

問合せ:寺山観音寺 0287-44-1447

 木造千手観音菩薩坐像(秘仏)の左右に、28躰の像が安置されている。二十八部衆と呼ばれる仏像で、千手観音を信仰する人を護る()(ほう)(ぜん)(しん)のひとつ。平均像高は80㎝で、室町時代の作。像内納入の銘によると、(えい)(きょう)13(1441)年、塩谷(しおのや)氏夫人の房御前と3人の子ども、それに1人の比丘尼(びくに)が願主となって造立したとある。製作は、当時、宇都宮を中心に活躍していた少貮法(しょうにほう)(げん)と金資宗海の2人の仏師によるもの。少貮法眼は宇都宮市多気山の不動明王坐像を修理した仏師である。