第50号 堀越遺跡 

名 称堀越(ほりこし)遺跡(いせき)

所在地:矢板市東泉98ほか

指定日:平成2年5月15日

所有者:矢板市

見 学:いつでも見学可能です。

問合せ:矢板市生涯学習課 0287-43-6218

 弥生時代~中世の遺跡。圃場(ほじょう)整備(せいび)のため、昭和62(1987)年から平成3(1991)年にかけて栃木県教育委員会により発掘調査が実施された。この結果、一辺50m四方の溝と内部に柵列(さくれつ)及び建物跡が配される(ほう)(けい)区画(くかく)遺構(いこう)が確認され、古墳時代前期の豪族(ごうぞく)居館(きょかん)跡として注目された。栃木県内ではこの後、豪族居館と称される遺構が各地で見つかり、遺構の性格について活発に議論されてきた。平成17(2005)年に刊行された堀越遺跡報告書の中では、本遺跡の方形区画遺構を(さい)()施設として位置付けている。写真は調査時のもので、現在は埋め戻されている。