
名 称:木造行縁僧都坐像
所在地:矢板市長井1875 (寺山観音寺内)
指定日:昭和50年10月24日
所有者:観音寺(寺山観音寺)
見 学:駐車場あり。観音堂内部に安置されているため、拝観希望の際は事前にお問合せください。
問合せ:寺山観音寺 0287-44-1447
像高82.7㎝。一木割矧造で、鎌倉時代の作。胎内に正治2(1200)年の墨書がある。もともと「開山さま」と呼ばれていたことから、大同元(806)年に法楽寺から現在地へ中興開山した徳一上人の像であると言われてきた。しかし、平成6(1994)~10(1998)年の矢板市仏像悉皆調査にて胎内墨書が発見され、鎌倉時代に入寺し建物を修理復興した行縁上人の像であることがわかった。また銘文には、富妙房の勧進によって約9か月で製作したと記されている。