
名 称:木造馬頭観音坐像
所在地:矢板市木幡1194-1 (木幡神社内)
指定日:昭和48年7月24日
所有者:木幡神社
見 学:普段は公開されていません。
問合せ:矢板市生涯学習課 0287-43-6218
作者不詳。像高105.5㎝。木造で鎌倉時代の作。6本の腕と憤怒の表情を有しており、当初は金剛夜叉明王坐像と考えられていた。しかし、平成29年度に改めて調査を行ったところ、元々は木造馬頭観音坐像として制作され、後世に金剛夜叉明王坐像に改造されていたことがわかった。現在は木幡神社参道入口にある下宮に安置されているが、明治時代の神仏分離令が出される前は、本殿に安置していた。天和2(1682)年、『那須記』を執筆した大金重貞が木幡神社を参詣し、この馬頭尊に詠歌を献じている。