
名 称:絹本著色鮎図
所在地:矢板市東町
指定日:昭和39年4月10日
所有者:個人
見 学:普段は公開されていません。
問合せ:矢板市生涯学習課 0287-43-6218
小泉斐の作品。縦96㎝、横35㎝。画面上半分には険しい崖が描かれ、画面下半分には水の中に鮎12尾、水辺には葦と野菊を配している。鮎1尾は上方に飛び跳ねており、独特の柔らかい筆使いで描かれた魚の躍動感が感じられる秀逸な作品。小泉斐は明和7(1770)年に益子で生まれ、享和元(1801)年に甲斐守を勤めた。その後、黒羽藩に招かれ神社の宮司となり、画の創作に励んだ。名前の「斐」は甲斐守からとったもの。鮎の画が最も得意とされ、多くの作品が残っている。