有第637号 絹本著色阿弥陀如来坐像 1幅

名 称絹本著(けんぽんちゃく)(しょく)阿弥陀(あみだ)如来(にょらい)坐像(ざぞう) 

所在地:矢板市東泉680 (鏡山寺内)

指定日:平成5年9月3日

所有者:鏡山寺

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問合せ:鏡山寺 0287-43-8323

 作者不詳。縦149.3㎝、横94㎝。台座上に結跏(けっか)()()している阿弥陀如来が描かれている。頭部に()(かん)を配して台座には竜を絡ませ、左肩から(てん)()が台座上に長く垂れ下がっているところなど、あまり例のない描写。高麗(こうらい)時代(918年~1392年)に現地で描かれたもので、高麗仏画と呼ばれる。高麗仏画は現存しているものが少なく、大変貴重なもの。現存する高麗仏画は(かん)(ぎょう)変相図(へんそうず)弥勒(みろく)下生(げしょう)(きょう)変相図(へんそうず)などの変相図系と、阿弥陀や観音、地蔵などの(けん)(きょう)(けい)のものに限られる。