「高原山環境保全パトロール2023」を実施しました

日光国立公園内に位置する高原山は貴重な動植物の宝庫であり、活火山であることから様々な岩石鉱物を見ることができます。
また、山麓には原始時代の高原山黒曜石原産地遺跡群や近代の炭焼窯跡群などが所在し、人々が自然と共生してきた歴史を伺うことのできる重要な場所です。

矢板市教育委員会ではこの貴重な環境を守るため、令和3年度から矢板市文化財愛護協会と共に「高原山環境保全パトロール」を実施しています。

令和5年度については以下のとおり実施しましたので、活動内容を報告します。

今後も継続して実施いたしますので、興味のある方は矢板市文化財愛護協会にぜひご入会ください。

日時

令和5年11月21日(火曜日)9:00~11:00

場所

小間々駐車場から大間々駐車場へ至る車道(八方ヶ原線)、及び登山道

活動の内容

・車道や登山道の美化活動(ゴミ拾い)
・入山者に対するゴミ持ち帰りの啓発活動
・入山者に対する自然資源採集防止の啓発活動

主催

矢板市教育委員会・矢板市文化財愛護協会

まず、小間々駐車場から大間々駐車場へ至る遊歩道のゴミを拾いました。

登るにつれ、徐々に積雪量が増えてきました。

大間々駐車場で折り返します。

車道沿いは特にゴミが多く見受けられました。

小間々駐車場に戻りました。

拾ったゴミとともに記念撮影。
必ずゴミは持ち帰りましょう。

高原山へ入山する方へのお願い

高原山一帯は環境大臣が指定する日光国立公園の区域になっています。
国立公園は特別地域と普通地域に分けられており、どちらも鉱石・土石の採集が制限されています。また、特別地域では環境省が指定する植物の採集が制限されています。

このほかにも、様々なルールが定められておりますので、詳細は環境省のホームページをご覧ください。

入山する際には、これらのルールを守って、登山道を逸脱しないようご注意ください。
貴重な動植物や鉱石等は写真に収めるのみにしましょう。