「高原山環境保全パトロール2021」を実施しました

日光国立公園内に位置する高原山は貴重な動植物の宝庫であり、活火山であることから様々な岩石鉱物を見ることができます。
また、山麓には原始時代の高原山黒曜石原産地遺跡群や近代の炭焼窯跡群などが所在し、人々が自然と共生してきた歴史を伺うことのできる重要な場所です。

矢板市教育委員会ではこの貴重な環境を守るため、矢板市文化財愛護協会と共に「高原山環境保全パトロール」を初めて実施しました。

今後も継続して実施する予定ですので、興味のある方は矢板市文化財愛護協会にぜひご入会ください。

日時

令和3年10月29日(金曜日)8:00~12:00

場所

小間々駐車場から大入道へ至る登山道

活動の内容

・車道や登山道の美化活動(ゴミ拾い)
・入山者に対するゴミ持ち帰りの啓発活動
・入山者に対する自然資源採集防止の啓発活動

主催

矢板市教育委員会・矢板市文化財愛護協会

まず、小間々駐車場周辺のゴミ拾いを実施しました。

続いて、小間々駐車場から大入道へ至る登山道のゴミを拾いました。

桜沢で休憩。ここで折り返します。

桜沢では、氷河期の遺存種といわれる「トワダカワゲラ」を見ることができました。

最後に大間々駐車場へ移動し、記念撮影。お疲れさまでした。

大間々からは那須高原を見渡すことができました。

高原山へ入山する方へのお願い

高原山一帯は環境大臣が指定する日光国立公園の区域になっています。
国立公園は特別地域と普通地域に分けられており、どちらも鉱石・土石の採集が制限されています。また、特別地域では環境省が指定する植物の採集が制限されています。

このほかにも、様々なルールが定められておりますので、詳細は環境省のホームページをご覧ください。

入山する際には、これらのルールを守って、登山道を逸脱しないようご注意ください。
貴重な動植物や鉱石等は写真に収めるのみにしましょう。