矢板市では優れた歌人朝業にちなみ、ともなり文芸祭りを実施しています。
また、今年度は「いちご一会とちぎ国体」が開催されました。
全国からの来訪者と国体参加者からも作品を募集したほか、「スポーツ」を題材とした作品を募集しました。
※スポーツ題は小学生、中学生・高校生の部門のみ
第24回ともなり文芸祭りは、短歌・俳句・川柳・詩の4種目に、合計5,421作品のご応募をいただきました。
多数ご応募いただき、ありがとうございました。
主催
ともなり文芸祭り実行委員会/矢板市/矢板市教育委員会
後援
栃木県/栃木県教育委員会/矢板市文化協会/矢板市文化財愛護協会/下野新聞社/エフエム栃木/いちご一会とちぎ国体矢板市実行委員会
矢板市の初代川崎城城主塩谷朝業は、文武両道に優れた御家人で、鎌倉幕府三代将軍源実朝の側近として使えました。
特に和歌に優れた才能を持つ朝業は、和歌をとおし実朝に特別に気に入られました。
1212年2月1日、風邪で勤めを休み、屋敷にいた朝業の元に
君ならでだれにか見せむ我が宿の軒端ににほふ梅の初花
の短冊を添えた梅の一枝が届きました。
将軍実朝からのものでした。
朝業は、ほかの誰よりも将軍実朝の信頼を得ていたのです。
そして、
うれしさもにほひも袖にあまりけりわがためおれる梅の初花
と、あふれる感銘を歌に残しました。